義理と人情

馬場晃 過去ブログ 2006/08/11
15種類。
これは地球誕生以来45億年中、最近の七百万年ほどの間に出現した人類の数。出現しては絶滅を繰り返してきたのだ。ネアンデルタール人は私たちの祖先であると学校で教えられたが、実は祖先ではなかったことが、DNAの鑑定でわかった。
地球上に現れた「人間になれなかった人類」の数は、本当はもっといただろう。ホモサピエンスは、15万年前に東アフリカを出た。その後何度かアフリカからの脱出を図った。
彼らはその先でネアンデルタール人と出会った。それは、現代で言うと火星に軟着陸したNASAの乗組員が、火星人と遭遇した事に等しい事件だった。
一般に、ネアンデルタール人はクロマニオン人に攻撃され、滅びたといわれているが、現実は少し違うようだ。
一緒に暮らしていた跡が見つかったからだ。もうひとつ、20万年間進歩する事が無かったネアンデルタール人の石器が、この時期に始めて進化したのだ。
ここからは僕の予想だが、出会った2種類の人類はその場で互いの臭いや手や足や、さまざま確かめ合って、抱き合ったのではないかと思う。互いに尊敬しあい、互いの良さを認め合ったのではないだろうか。
その後5,000年ほど一緒に暮らした可能性があるが、残念ながらネアンデルタール人は絶滅してしまった。おそらく、ウイルスが関わっているのではないかという学者もいる。
ボクら現代人も、滅びるとしたらおそらくウイルスが原因になるのではないか。
東京で「ギター流し」は、3人しかいない。平塚新太郎は、5歳から浮浪児だった。14才でギターを覚え、それ以来日本中を回っている。義理と人情をギターに載せて、今夜も下町を歩いている。これも「絶滅種」なのか。
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