気合入りすぎ!
馬場晃 過去ブログ 2006/09/05

新幹線で隣に乗り合わせた893さんではない!
ちょっと気合の入ったボクの頭だ。
年内に、痺れるような作品をひとつ作ろう!と、
気合が入りすぎた。
以前、新幹線に乗り合わせた奥のA席におばあさんがいた。
ボクはE席だったから、横の奥のほうなんだけど・・・。
そのおばあさんは、席の上に正座して座っているのだけれど、
その隣=B席には、イかにも出所してきたばかりの、怖そうな
お兄さんが座っていた。
サムエのような着流しに、カリカリ坊主。手には風呂敷包み。
何よりも鋭い目つきは間違いなく出所帰りだった。
C席には、モロヤクザものが座っていた。
そのおばあさんがそのB席の男に、
よせば良いのに話しかけるのだ。
回りの乗客はヒヤヒヤ。
「孫がねぇ、ヒヒヒッヒ」みたいな世間話を始めた。
男は最初黙ってうなずいていた。
それでも止まないおばあさんの話。ついに・・・
「お兄さん、どこまでいくんじゃ?」
回りの客はすでに青ざめているのに男の素姓を聞き始めたのだ。
どうなるおばあさん!
男はおばあさんの方を向き、いよいよ話しかけた。
「・・・・」
ボクには、良く聞こえなかった!
「・・・・・」
おばあさんは、それ以降話しかけることはなかった。
その男たちは、新富士で降りていった。

新幹線で隣に乗り合わせた893さんではない!
ちょっと気合の入ったボクの頭だ。
年内に、痺れるような作品をひとつ作ろう!と、
気合が入りすぎた。
以前、新幹線に乗り合わせた奥のA席におばあさんがいた。
ボクはE席だったから、横の奥のほうなんだけど・・・。
そのおばあさんは、席の上に正座して座っているのだけれど、
その隣=B席には、イかにも出所してきたばかりの、怖そうな
お兄さんが座っていた。
サムエのような着流しに、カリカリ坊主。手には風呂敷包み。
何よりも鋭い目つきは間違いなく出所帰りだった。
C席には、モロヤクザものが座っていた。
そのおばあさんがそのB席の男に、
よせば良いのに話しかけるのだ。
回りの乗客はヒヤヒヤ。
「孫がねぇ、ヒヒヒッヒ」みたいな世間話を始めた。
男は最初黙ってうなずいていた。
それでも止まないおばあさんの話。ついに・・・
「お兄さん、どこまでいくんじゃ?」
回りの客はすでに青ざめているのに男の素姓を聞き始めたのだ。
どうなるおばあさん!
男はおばあさんの方を向き、いよいよ話しかけた。
「・・・・」
ボクには、良く聞こえなかった!
「・・・・・」
おばあさんは、それ以降話しかけることはなかった。
その男たちは、新富士で降りていった。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム