絶対ムリ
馬場晃 過去ブログ 2006/09/29

ボクは小学校や中学校の時代、学級委員長/全校委員長、そのほか様々な生徒会の役員をして来た。
中学2年の3学期、いっちょまえに選挙などあるなか、自分のクラスからも生徒会役員を選出しようとひとりの候補をたて、その応援演説を誰がするかという議題になった。
応援演説が全校生徒の得票につながることから、人選は非常に大切なのだ。
当然、そんな重要な役回りを誰もやりたくはない。
結局「くじ引きで決めよう!」という話が持ち上がり、当たりくじひとつをまぎれさせ、45個のくじを、黒板の前のクラス委員であるボクの机の上に置いた。
議長であるボクの左前から、席に座っている順番でくじが引かれていった。
そのくじを引くや、すぐさま開いて、自分が当たりではないことを様々に声に出して表現した。「やったぁ、助かった・・・」
くじ引きも、半数ほど終わったがなかなか当たりが出ない。
皆は「本当に当たり入っているのか?」と疑問が出て来た。
マチガイなく入っている、入れたのはボクだ。
とその時、ボクの脳裏にヤバイ予測がよぎった。
議長であるボクから見て、右側の列の一番後ろの席に座っている「向平(むかいひら)君」(あだ名はダンプ)のことである。
ヤツは大変なドモリだった。
でもまさか・・・
くじ引きが進行していくと、クラス全体にその不幸な光景と雰囲気が漂って来た。
「誰か当てろ!早く当てろ!」
くじ引きは予想以上の、不幸なもり上がり方をして来た。
最後の列までくじ引きが進行し、それまで当たりは出ていなかった。
いよいよ、ダンプ(向平君)がそのくじを引いた。
3学期になって初めて、教師を含めクラス中が一体となって息を呑んだ。
その時の、ニコっとしたダンプの顔が今も忘れられない。
翌日、全校生徒を前に悲惨な応援演説が繰り広げられたのは、
いまも脳裏に鮮明に覚えている。
こいつは、絶対ムリ。区議会議員などに当選する気がしない。

ボクは小学校や中学校の時代、学級委員長/全校委員長、そのほか様々な生徒会の役員をして来た。
中学2年の3学期、いっちょまえに選挙などあるなか、自分のクラスからも生徒会役員を選出しようとひとりの候補をたて、その応援演説を誰がするかという議題になった。
応援演説が全校生徒の得票につながることから、人選は非常に大切なのだ。
当然、そんな重要な役回りを誰もやりたくはない。
結局「くじ引きで決めよう!」という話が持ち上がり、当たりくじひとつをまぎれさせ、45個のくじを、黒板の前のクラス委員であるボクの机の上に置いた。
議長であるボクの左前から、席に座っている順番でくじが引かれていった。
そのくじを引くや、すぐさま開いて、自分が当たりではないことを様々に声に出して表現した。「やったぁ、助かった・・・」
くじ引きも、半数ほど終わったがなかなか当たりが出ない。
皆は「本当に当たり入っているのか?」と疑問が出て来た。
マチガイなく入っている、入れたのはボクだ。
とその時、ボクの脳裏にヤバイ予測がよぎった。
議長であるボクから見て、右側の列の一番後ろの席に座っている「向平(むかいひら)君」(あだ名はダンプ)のことである。
ヤツは大変なドモリだった。
でもまさか・・・
くじ引きが進行していくと、クラス全体にその不幸な光景と雰囲気が漂って来た。
「誰か当てろ!早く当てろ!」
くじ引きは予想以上の、不幸なもり上がり方をして来た。
最後の列までくじ引きが進行し、それまで当たりは出ていなかった。
いよいよ、ダンプ(向平君)がそのくじを引いた。
3学期になって初めて、教師を含めクラス中が一体となって息を呑んだ。
その時の、ニコっとしたダンプの顔が今も忘れられない。
翌日、全校生徒を前に悲惨な応援演説が繰り広げられたのは、
いまも脳裏に鮮明に覚えている。
こいつは、絶対ムリ。区議会議員などに当選する気がしない。
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